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賃貸住宅の管理会社選びの基準とは?

  • 賃貸管理

賃貸住宅の管理会社はどこも同じ?

賃貸住宅を所有されているオーナー様にとって、管理会社の選び方というのは本当に難しい所だと思います。現状として、建築会社(ハウスメーカー)などに建築を依頼し、そのハウスメーカーの子会社であったり提携をしている不動産屋(管理会社)に委託するケースが多いことと思われます。


「全国賃貸住宅新聞」が発行する業界紙に、毎年管理戸数の順位表が発表されます。
管理戸数の上位を占める管理会社は、ほとんどが大手ハウスメーカー(建築会社含)の子会社の管理会社が占めているのが実態です。

賃貸経営は長きに亘る壮大な事業です!

土地活用の一環で「賃貸住宅」を建て、家賃収入で生計をたてるのが賃貸オーナー様です。
建て替えや土地の有効活用などで新規に賃貸住宅の計画をする際、建築会社選びがもっとも重要な事と思っていらっしゃる賃貸オーナー様も数多くいらっしゃいます。もちろん、建築会社(ハウスメーカー)選びはとても重要です。大手ならでは「賃貸住宅」というネームバリューを持った賃貸住宅は、入居者付けや賃料など大きな影響がありますので当然のことです。

では本日のコラムで何をお伝えしたいか?ですが・・・
賃貸経営は長きに亘る壮大な事業ですので、管理会社選びは建築会社(ハウスメーカー)選びと同等かそれ以上に真剣に選ばなくてなりません。
なぜならば、賃貸オーナー様の一生もしくは代をまたいでのお付合いになるのが「管理会社」の存在であり、言わば「パートナー」となる相手を探すわけですから、慎重になってもおかしくはありません。

リスクのない投資はありません!

賃貸経営は他の金融商品の投資などと比較すると、リスクは少ないとされていますが、それでもリスクは存在します。

1.賃料の下落

新築時の賃料がいつまでも続くことはありません。最初の10~15年でいくら稼げるか?で、勝敗が決するのが賃貸経営です。数多くある競合物件に競り勝つとともに、家賃相場の最大値の賃料をどれだけの期間維持できるかがとても重要です。
それでも賃料はいつか下げなければならない時期が来る。このことをしっかりとした言葉でアドバイスするのもパートナーである賃貸管理会社の役割です。

2.空室リスク

賃貸経営を行う上で一番のリスクが「空室」のリスクです。賃貸経営が成り立たない地域ならまだしも、人口が減少すると言っても首都圏(東京)であれば、空室の期間はなるべく最小にしたいものです。
賃貸オーナー様をパートナーと思って接している管理会社であれば、その会社が持つ経験値の中で様々なアドバイスをしてくれるはずです。

3.家賃滞納リスク

家賃滞納は空室リスク以上に迷惑なトラブルです。弊社に寄せらるご相談で一番多いのがこの問題です。経験値から言うと、2か月以上滞納している入居者を正常化させることは至難の業です。
まずは、滞納を作らないこと。という意識をしっかりと持つことが管理会社の責務といってよいでしょう。
滞納者を作らないことはそれほど難しいことではありません。入居者とコミュニケーションを図ることを意識するだけでも滞納者が減少します。

その他にも、建物老朽化や自然災害などなど、長きに亘る事業の中には多くのリスクが存在します。

それらリスクを賃貸オーナー様と一緒に向き合い、助言や各方面への交渉。そして解決。
これらを通して安心して任せられる管理会社探しはとても重要です。

賃貸管理会社(不動産屋)さんは、多数存在します。
賃貸オーナー様が要望することとを、どこまで共感・共有できる賃貸管理会社を探し出せるか。
まずはしっかりと、管理会社の考えを吟味する必要があると思います。

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