現在首都圏の賃貸住宅供給は過剰すぎて飽和状態となりつつあり、家賃下落や空室リスクが問題視されてきています。そのような背景のもとでは収入増は見込めない・・・。大家さんにとっては厳しい時代になってきています。
しかし、アパート建築時のローンを抱えている現状を踏まえると、そのまま手をこまねいているわけにはいきません。
そこでどうするか・・・。通常のパターンとして、出費を少しでも減らすことを思いつくと思いますが、固定経費というと、原状回復等の修繕費や固定資産税などなど。
しかし、現状回復のための費用を無理に減らすと長期の空室を招く恐れがあり、また固定資産税などの税務関係は、お抱えの税理士さんから、あの手この手で節税をご提案され実行されていると思われますので、自分ではどうすることもできないと言ったことが現状だと思われます。
そこで、この低金利時代に活用したい手法が「アパートローンの借り換え」。何気なく毎月引き落としをされていて、実はとても高額なのに、そのまま引き落とされているケースを多く見かけます。
では、弊社の事例をご紹介させ頂きます。今回ご相談いただいたのは、このお客様の場合は、35年ローンを組んで約13年間返済されており、諸所の事情によりローンの軽減をするのに何かアイデアはないか?とご相談をいただきました。
早速弊社独自のルートを使って、都市銀行各社への打診を実施したところ、1.275%(H23年5月某日時)での借換えを検討してくれると、某都市銀行が手を挙げてくれました。銀行からのご提案内容は以下の通りです。
【事例】
●今回の借入金額:3,360万円 借換え高全額(諸費用込み)
●返済期間:22年2カ月/変動金利
●当初適用金利(年率):1.275%(2.4%から)
●当初適用金利の適用期間 :22年
●返済方法:元利均等返済
●保証料:外枠方式
上記条件にて借り換えることで 毎月の返済額が-20,749円/月になり、月額返済額は145,072円になりました。借り換え後の返済総額は、現行の予想適用金利に基づくシミュレーションでは、全体的に、4,170,000円も減額することが判明しました。
現在、返済期間の延長を実施することを打診しており、更に月々の返済額負担も抑えられるよう要請を行っています。
全てのお客様の借り換えが実現するは、金融機関の審査如何によりますが、「アパートローンの借り換え」は、時として賃貸経営大家さんの収支が大幅に変えるメリットことも予想できることから、一度検討してみることも一考ではないでしょうか。
弊社(賃貸経営大家さん応援団!)では、ファイナンシャルプランナーや住宅ローンアドバイザーが、アパートなどの事業用ローンや住宅ローンの見直しに関するシュミレーションを無料で行っていますのでお気軽にご相談ください。